不眠症の治療

墨田区両国の湘南メディカル記念病院・内科では、睡眠薬の処方を中心とした不眠症治療を行っています。不眠症で処方される睡眠薬は「超短時間型」「短時間型」「中間型」「長時間型」に大別され、不眠症の症状に応じて使い分けられています。それぞれの睡眠薬について、以下で詳しくご説明しましょう。

超短時間型

超短時間型の睡眠薬は、服用後20~30分程度で効き目が現れます。ベッドに入ってから寝付くまでに時間がかかる入眠障害の不眠問題を抱えている方に処方されることがあります。一方、3~4時間程度で効き目がなくなってしまうため、睡眠中に何度も目が醒めてしまう中途覚醒タイプには向いていません。

短時間型

短時間型の睡眠薬は、服用してから効果の持続時間がやや長いことが特徴です。服用してから、入眠までスムーズにたどり着け、また睡眠中の効果が超短時間型よりも持続するため、中途覚醒タイプにも対応できます。

中間型

中間型は、効果の持続時間もさらに長い睡眠薬です。早朝覚醒の症状には高い効果を発揮します。一方、服用時間によっては起床してからも効果が続き、眠気やだるさを感じることもありますので注意が必要です。

長時間型

最も作用時間が長いのが、長時間型の睡眠薬です。長い効き目の一方で、日中も眠気やだるさが残ってしまうというデメリットがあります。睡眠を助ける作用に加えて抗不安作用もあることから、不安神経症やうつ病といった精神疾患からくる不眠症に対して処方されることもあります。

原因を知ることで適切な治療を判断

上述したとおり、睡眠薬は不眠の症状によって使い分けられています。服用の仕方によっては、意図した効果が現れず、かえって逆効果(不眠)になってしまうことも少なくありません。睡眠薬といわれる類で最近問題になっていることは、“依存”と“耐性”といった問題が挙げられます。依存とは睡眠剤が無くても本来眠れているのに、「飲まないと眠れないのでは」と思い不必要に内服してしまうことです。一方で耐性とは、睡眠剤を長期に常用すると徐々に効果が弱まってしまうことです。飲んでも薬の効果が弱まってしまうと、結果として不眠によるストレスがまたご本人にのしかかってきますので、安易に眠れないからといって睡眠剤に頼るのではなく、よく医師と相談し服用のタイミングを相談してみましょう。

睡眠薬は必ず医師の指示を守り、正しく服用するようにしてください。また、症状と睡眠薬の作用がかみ合わない可能性も懸念されますので、通販で独自に睡眠薬を入手するのも危険です。
墨田区両国の湘南メディカル記念病院・内科は、患者様の睡眠状況を詳しくヒアリングし、症状に合わせた睡眠薬を処方しております。眠れない・起きられないといった、深刻な睡眠の問題を抱えている方は、お気軽に当院へとご相談ください。

監修医紹介

加藤 貴志 院長(かとう たかし/Takashi Kato)

咳(せき)の検査・診断 担当医 加藤 貴志 院長 (かとう たかし/Takashi Kato)

経歴

1998年自治医科大学卒業
2007年東北大学大学院医学博士課程修了、東北大学病院移植・再建・内視鏡外科 他
2016年〜現職

備考

医学博士 日本外科学会専門医 日本消化器外科学会 日本内視鏡外科学会 日本臨床外科学会 日本再生医療学会 日本抗加齢医学会 総合診療認定医